リワークはなぜ「対面」なのか?
演者 與那覇 潤・斎藤 環
日時 5月27日(土) 午後4時(予定)
日本を代表する言論人である先生お二人が、今回の大会に合わせうつとリワークについて語りつくすという企画です。
與那覇先生は社会評論、歴史評論をフィールドとされご活躍の先生ですが、ご著書に書かれているとおり、うつ病で療養中にリワークを利用されて言論活動にお戻りになった経験をお持ちです。
斎藤先生は今回大会を主管する医療法人社団爽風会で若手研修医のころから勤務を続けられており、うつ病の治療について大変お詳しいのと同時にリワークを実施する立場も良くご存知の方です。
トークの名人でもあるお二方が内側と外側からリワークを語るという今回の企画、リワークの思わぬ実態についての話も飛び出すかもしれません。ご期待ください。
與那覇 潤(よなは・じゅん)
評論家。1979年神奈川県生まれ。歴史学者として日本近現代史を専門としてきたが、新型コロナ禍での学会の不見識に失望し、著書『平成史』(文藝春秋)を最後に歴史学者の呼称を放棄。著書に『心を病んだらいけないの?』(斎藤環氏と共著、新潮選書。小林秀雄賞)、『知性は死なないー平成の鬱をこえて』(文芸春秋)、『歴史なき時代に』(朝日新書)、『過剰可視化社会』(PHP新書)など
斎藤 環 (さいとう・たまき)
1961年、岩手県生まれ。精神科医。筑波大学医学研究科博士課程修了。1989年、医療法人社団爽風会勤務、2001年医療法人社団爽風会診療局長。2013年筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、「ひきこもり」の治療・支援ならびに啓蒙活動。著書に『社会的ひきこもり』、『中高年ひきこもり』、『世界が土曜の夜の夢なら』(角川財団学芸賞)、『オープンダイアローグとは何か』、『「社会的うつ病」の治し方』、『心を病んだらいけないの?』ほか多数。
左:與那覇 潤氏、右:斎藤 環氏